せんべいの楽しみ

せんべいの原料


「せんべい」の原料はお米だけじゃなく、小麦粉やでん粉などいろんなものが使われています。

どんな原料なのかによって味や風味、食感なども違ってきます。

どれが一番おいしいとかそういうことではなく、特徴を知ってそれぞれの味を楽しんでくださいね!

目次

お米を使った「せんべい」


「うるち米」と「もち米」の違いは?


小麦粉を使った「せんべい」


ジャガイモのでん粉を使った「せんべい」

お米を使った「せんべい」

稲穂「せんべい」といって、まず最初に多くの日本人が思い浮かべるのは「醤油せんべい」だと思います。この「醤油せんべい」の原料はお米です。このようにお米を原料としているものは米菓煎餅とも言われているんですよ。

お米が原料となっている煎餅は塩や醤油などの塩辛い味付けが多くて、関東地方を中心に作られているという特徴が挙げられるでしょう。塩せんべいも、この関東地方で誕生し、「醤油せんべい」などのベースになっています。

基本的には「うるち米」が使われていますが、今は原料に「もち米」を使って揚げたものを「揚げせんべい」と言ったりもします。なので、必ずしも「うるち米」だけで作るわけではありません。

「うるち米」と「もち米」の違いは?

上記の話に続いて、ここで「うるち米」と「もち米」の説明をしましょう。「もち米」と「うるち米」は、でん粉の性質の違いによって分けられます。お米にはアミロース(かたさを決めるでん粉)とアミロペクチン(粘りを決めるでん粉)という成分が含まれています。どっちのでん粉がどれだけ含まれているかで、お米が2種類に分類されます。

うるち米

私たちがいつも食べている「うるち米」には、アミロースとアミロペクチンの両方が含まれています。でん粉の割合はアミロース15〜35%と、アミロペクチンが65〜85%となっています。ご飯がかたくなるのは、アミロースが原因だと言われているんですよ。色は半透明で、炊くと白くなります。今は各産地オリジナルの様々な「うるち米」が作られて、お米も選べる時代になりました。

もち米

一方、おもちなどに使われることで馴染み深い「もち米」に含まれているでん粉は100%アミロペクチンです。だから「もち米」はネバネバするんですね!色は白以外に半透明もあります。半透明のほうがよりおいしくて、よくのびるので和菓子屋さんなどではよく使われています。炊くと強い粘りがでるのが特徴的です。

小麦粉を使った「せんべい」

続いて、小麦粉を使った「せんべい」のお話をしましょう。この「せんべい」の原料は小麦粉、卵、砂糖などが挙げられます。原料がお米の「せんべい」に比べると甘く、味や食感はカステラとかビスケット、クッキーに似ています。このことから甘味煎餅とも呼ばれているんですよ。

ですが、甘味煎餅の仲間にもかかわらず、八ッ橋のように小麦粉を使わないで、お米を使っている変り種もあります。そのほか、代表的なものには「瓦(かわら)せんべい」や「炭酸せんべい」などがあって、関西方面を中心に作られています。

これらの甘味煎餅は唐菓子の伝統を受け継いでいると考えられています。唐菓子は「からくだもの」と呼ばれることもあり、平安時代に中国から伝わった煎餅や椿餅(つばきもち)、ほうとうなどのお菓子です。

ジャガイモのでん粉を使った「せんべい」

「せんべい」の原料としては使われることが一番少ないジャガイモのでん粉について紹介しましょう。「せんべい」の原料の大多数がお米や小麦粉が占める中、ジャガイモのでん粉を使った「せんべい」も意外と根強い人気を誇っています!

筆頭に挙げられるのは「えびせんべい」!この煎餅は愛知県知多半島の名物になっているんですよ。ジャガイモのでん粉に乾燥させた魚やエビなどを混ぜ込んだものを焼きます。ポピュラーなのは塩味ですが、わさび、カレー、キムチなど味もバラエティーに富んでいます♪

また、九州方面では「せんべい」のことを「せんぺい」という言い方をする人もいるんですよ。醤油味や塩味のものを「せんべい」、甘いものを「せんぺい」と区別する場合もあります。面白いですね〜!

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